セディールの効果は緩やかに効き、少ない副作用で離脱症状もない為、安全性が高く安心して使用できます。

セディールの効果

セディール

効果のある症状は以下の通りです。

  • 自律神経失調症(心身症)
  • 不安
  • 消化性潰瘍(心身症)
  • 抑うつ(神経症からくるものを含む)
  • 恐怖(神経症からくるものを含む)
  • 本態性高血圧症(心身症)
  • 焦躁
  • 睡眠障害

身体的な病気や症状の中でも、ストレスや心理的なものからくる心身症で身体に症状が現れる事があります。食生活の乱れや喫煙など、特定の行為が明らかに原因となり心身症には該当しません。ストレスや心理的なものなど目に見えない不安や感情の落ち込み、緊張状態に対しても効果はあります。

些細な事に腹を立てなくなった等の効果もありますが、服用後劇的に回復という訳ではなく、いつの間にか自然にそうなっていたという状況が多く見られます。セディールの効果は、服用者が意識しなくても緩やかに自然に治療に導くところが最大の特徴です。

セディールの効果は緩やかな変化

緩やかな変化

2週間服用した頃から効果を感じ始めます。効くまでが辛いですが、効いてからは不思議と気分が晴れる、不眠が改善される、前向きに明るくなれた等、自然とうつ状態の気分を忘れられる様な気分になれる等、劇的な変化よりも緩やかな変化を服用者に与えます。

セディールの場合、初めて抗不安薬を試したい方や、もう薬に依存したくない方、ゆっくり治したい方に有効な治療薬です。飲み始めてから2~4週間で効果が現れてきます。

ですので向いている方は、症状が軽い、副作用の心配をしたくない、時間をかけても安全に治療したい、ベンゾジアゼピン系抗不安薬と相性が悪い方などに向いています。離脱症状もないので、服用を中止する際にも減約する必要がないのもメリットの1つです。SSRI等の作用機序が異なる薬とも併用可能で、抗不安に対して相乗効果を見込めます。

セディールの効果が出るまで

カプセルの薬

セディールには、劇的に効いている!というデパスのような効果はありません。すぐに効いてくれなきゃ意味が無い!!と不安になるかもしれませんが、実は劇的に効かない事もメリットになります。劇的に効く=即効性があるわけですが、短時間で効く薬は効果が出ている時間も短めです。

辛くて薬を飲む

即効性はあるが効果が短時間で切れる

再度服用、または薬の量を増やす

効果が短時間で切れる

上記のような負のスパイラルが生じてしまいます。服用すればするほど、薬を服用する回数が増え、増量してしまうという悪循環に陥ってしまう。更に服用感覚が短くなると、依存性も高まる為、服用しないと身体が悲鳴をあげてしまい、服用せざるをえない状況を招く事も。劇的に効く=良い薬、都合の良い薬とは言えません。

そこで、セディールのような、じわじわとゆっくり効いてくれる薬が注目されています。ただ、セディールは効果が現れるまでに早くて2週間程かかります。効果が出るまでが辛いかもしれませんが、効果が出てくると自然体で振舞えるのがセディールの特徴です。

セディールには治っていく実感がない

家族で過ごす時間

薬を飲んでるから良くなっている!という目に見えた回復ではなく、確かに服用は続けているけどこれと言って大きな変化は無い、でもそういえば調子は悪くないかも・・・?という、気が付くといつの間にか回復してるという効果がセディールの最大の魅力です。

セディールは効果を実感できるような体験は、ほとんどありません。大抵の患者さんが、「そういえば最近調子良いかも」と思ったり、「最近具合悪くならないね」と、周囲から指摘されてはじめて気付くという体験が多いようです。

医者がセディールをすすめるのは、「本人が気付かないうちに回復している心境を作り出す」という、理想的な状況を生み出す事が出来る薬だからこそ。

セディールの魅力は、いつの間にか回復している不思議な体験も特徴と言えますが、いずれ減薬する時がきても、依存性や離脱症状に苦しむ事がないのも特徴です。劇的に回復するのは一過性です。回復するためには本人が、薬の服用を強いられないような生活を、日常的に送る事が治療する上でも理想的な環境です。

セディールが効き始めてから

薬と水

効き始めるまではおよそ2週間~4週間。効き始めるまでが長いので、大抵の人は我慢できずに強い薬に戻ったり切り替えたりします。せっかくリスクが少ない薬を簡単に諦めてしまうのは勿体無いです。身体が薬になじみ始めて気付かないうちに治療できている薬は、医者にとっても患者にとっても理想的。

効き始めるまで指折り数えて待ってしまいそうですが、あくまで自然な流れで治療するのがセディールの特徴なので、服用回数を守りつつ、服用を忘れなければそのうち自然と、「実はもう服用しなくても大丈夫なんじゃないか?」と思えてくる程回復しています。

おおよその目安は3ヵ月程。服用回数、用量を守って3ヵ月頃もすれば、セディールを服用しなくてももういいかなと思えるでしょう。そこまで回復に至らなくも、回復の兆しは本人や周囲には見えているのではないでしょうか。

うつ病や不安症状の不思議なところは、効き始めると「もう服用しなくたって大丈夫なんじゃないか?」と思えるところです。症状が改善して月日が経てば、「うつ病や不安な時って確かそうだったっけ?」と、あまり記憶に残らなくなります。強い薬を続けていると効き目が早くて安心しますが、薬を減薬して止めるまでにかなり回り道をしなくてはいけません。

今すぐ何とかしなければいけない危機的な状況であれば、強い薬も選択肢のうちに入るのは自然な考えです。今すぐ強い薬を服用しなければいけない危機的な状況ではない限り、いきなり強い薬を求めるのはやめましょう。

セディールの治療は急がば回れの気持ちで

穏やかな時間の流れ

一見、セディールは効きがゆっくりな為、治療に時間がかかりそうなイメージが付いてしまいますが、1年、3年、5年、10年と長い目で治療を考えたとき、緩やかな効きで効果を示す為、いつの間にか回復して自信を取り戻せるので、自然な形で薬のない生活に戻ることができます。

うつ症状や不安な気持ちを抱えている時、「いつ治るか不安しかない、このまま治らなかったら?」と悲観的になりがちですが、まだ発症して時期や軽度の時ほど、セディールでじっくりと治すのが遠回りに見えて、最短の近道かもしれません。

今この瞬間の気持ちを楽にしてくれる薬は沢山ありますが、いずれくる減薬や、依存性、離脱症状などが来ることを考えれば、セディールで治療に専念する選択肢が正しかったかどうか、1年後の自分が判断してくれるでしょう。

セディールを使い続ける人のなかには、不眠を解消する眠気を感じる為、ピルカッターなどで小さくした後、睡眠用に服用し続ける事もあるようです。

セディールを減薬する時

薬の種類

長年薬を飲みなれている人にとっては、減薬=離脱症状が起きるかも・・・?と不安になってしまいそうですが、セディールに離脱症状はありません。離脱症状が心配な人にこそ、向いている薬です。依存性もなく、副作用も非常に少ない為、精神薬を必要とし、初めて薬を服用する方にこそ向いています。

いずれ減薬したい、服用中止したいという時、離脱症状がなく止められる薬は、初心者や軽度の症状の人には使い勝手のいい薬になります。依存性が強い薬は離脱症状も激しく出るので、減薬するのに1年くらいはかかったという患者もいます。減薬中は激しい離脱症状に襲われるので、減薬が成功するまで仕事や家事はほとんど行えません。精神的にも辛い症状が起きますが、肉体的な痛みや苦しさの方が辛いのです。

ベンゾジアゼピン系の薬からいきなりセディールに替えてしまうと、ベンゾジアゼピン系の離脱症状が起こる可能性があります。ベンゾジアゼピン系の薬を減薬し、問題がないと判断できたならセディールに替えて下さい。

セディールは頓服薬になるか

薬を飲む女性

結論からいうと、セディールは即効性に乏しい薬です。頓服薬としては向いていません。そもそも頓服薬とは、発作や症状が出た時など、必要な時に服用するための薬です。そして、セディールは1日2回~3回と回数を決めて服用する薬です。決まった時間に服用方法を決めていない頓服薬とは目的が異なるのです。


頓服薬は一過性のもの、一時的に辛い、苦しい、痛いといった症状を紛れさせる事ができます。ですが、回復したように見えても治療は行えていません。一時的に症状を抑えているだけなので、効果が切れたり、忘れた頃に症状がまた現れます。

強い薬を頓服薬として使っていると、身体に耐性ができてきて、いずれは薬が効かなくなってしまいます。例を挙げると、頓服薬として使っていたデパスで依存してしまい、減薬時の離脱症状に悩まされるという方が増えています。

頓服薬として使えるほど強い効果をもつ薬ではありませんが、効果を感じにくくても治療を行える薬こそ、回り道をしているようにみえても回復の近道になります。

セディールとは

セディール

緩やかで優しく効く効果の為か、デパスの即効性を求めていた方には物足りないと感じるようです。物足りない=効かないと感じてしまうので今までデパスに依存していた方からはあまり良い印象はありません。ただしセディールは医師からの評価は高い薬です。


依存や耐性が出来てしまいやすいベンゾジアゼピン系の抗不安薬には即効性もあり効果も強いですが、長期の服用を前提とした場合はなるべく処方したくはない薬です。処方日数の制限ができた事で今まで以上に慎重に処方を考えなければいけないので、処方できる薬は段々と狭められていきます。

医師が治療を進めていく上で副作用も少ないので、セディールは理想的な薬でもあります。いつの間にか回復していたという自然な流れで治療ができるのでいざ薬をやめても離脱症状もなく、耐性も出来にくいので服用者にとっても、いつでも薬をやめても大丈夫だと言う安心感にも繋がります。

セディールの最大の特徴は、抗不安薬の中でも安全性が高く依存性がない、副作用が少ないところ。利点だけを述べると良い事尽くめですが、多少の欠点もあります。服用した方の中にはこの効果だとなんだか物足りないと感じる事もあるようです。

セディールを医師がすすめる理由

医者のすすめ

ベンゾジアゼピン系の抗不安薬は効きの強さからリピートする方も多いのですが、耐性や依存性もできやすく長期使用にはあまり推奨しない医師もいます。ベンゾジアゼピン系の抗不安薬で有名なのがデパスです。


ベンゾジアゼピン系がこれほど求められるのは、GABA受容体に作用する事で眠くなる効果を持ち、筋肉の緊張を和らげて痛みを改善し、けいれんを抑える効果を持つ為です。ただ、良い効果だけでなく、眠気やふらつきといった副 作用も起こるので、使いどころを誤ると日常生活に支障を起こしかねません。

即効性や効果の高さ、幅広い治療でも処方されていた為、耐性や依存が出来やすい環境もあって依存者が増えてしまい、2016年に制限が出来てしまいました。平成28年9月14日付けで向精神薬指定となったデパスは、今は医師の処方の下でしか手に入りません。

乱用や依存により14日~1ヵ月の処方制限が出来た事でデパスに代わる薬を探す方も沢山います。その代わりとなる薬として依存性がないセディールは注目を集めています。

服用方法

成人の場合10mgを1日1回1錠を、1日3回服用。もしくは、10mgを1日2回服用。
服用忘れの場合は、気が付いた時に服用しますが、次の服用が4時間以内の場合は服用しないように気をつけましょう。2回分を1回で服用はしないようにしましょう。

最大用量は1日60mgですが、突然増やしてしまう場合は、副作用のリスクが高くなるため、薬に慣れさせる為にも時間をかけて徐々に増やしていきましょう。

セディールの半減期

時間をコントロール

セディールの半減期は1.4時間、最高血中濃度も1.4時間です。セディールを服用し始めて1番効いてくる時間は1.4時間ほど。1番効いてきた時間から徐々に薬が身体から排出されていき、約10時間ほどで身体から抜けきります。

1日最大60mgまで使用できるセディールは、半減期の短さもあって、10mgか20mgを1日2~3回に分けて服用します。

抗不安効果はそれほど強くなく、緩やかに効いていきます。1日に何回も服用して抗不安効果も緩やかとなると、いいところが無いように感じますが、1番の魅力は離脱症状がない事です。副作用も極めて少ないので、長く使用できる抗不安薬として愛用する方は多くいます。

2~4週間程でセディールの成分が身体に馴染んでくるので、その頃から自然な回復をしている方が多いのです。薬を使った感じがしないのも密かな指示を得ていて、離脱症状に苦しんだ人ほど、副作用の少なさと離脱症状がない事に救われているようです。

半減期は短いものの、じっくりと時間をかけてセロトニンが活動できるバランスを自然に整えていくのがセディールの役目です。

セディールの副作用

体調不良

安全性の高いセディールですが、副作用もあります。眠気やふらつき、気だるさやむかつき、食欲不振などが起こる可能性があります。ですが発症したとしても軽度な為、支障が出るほどの重い症状が起こるのは稀です。不安が改善され緊張状態が緩和されれば自然と人はリラックス状態になります。

不安効果を改善する力が強くてリラックスしすぎてしまった時に眠気などが生じます。飲み初めで軽度の眠気やふらつき、気だるさ等は1~2週間程様子を見てみましょう。

不安を改善する為の鍵はセロトニンを増やす事。セロトニン受容体に作用するセディールですが、脳内だけでなく胃腸にも分布しています。

体内におけるセロトニン受容体で一番少ないのが脳内の2%だけです。90%が胃腸など消化管にある為、食欲不振や吐き気等を起こす事があります。こちらも飲み始めの段階で軽度であれば1~2週間様子を見、支障が出るならば減薬や中止しましょう。

セディールで感じる眠気

居眠り

セディールの副作用はかなり少ないので、安心して使うことが出来ます。少ない副作用の中から多く確認できるのが眠気です。眠気を起こす作用は本来セディールで感じないはずですが、原因については詳しくは分かっていません。

効きの穏やかさから、あまり積極的に服用する方がいないセディールですが、自然な効き方で服用者を治していくので、いつの間にか治っているのが特徴です。

魅力ある特徴に気付かれにくいセディールですが、抗不安薬を初めて使う方には安心して利用できる利点があります。抗不安薬を使い始める多くの人が、不眠に悩まされます。

不眠が更にストレスを蓄積させてしまい、更に不眠を引き起こすので悪循環になりがちです。その不眠に対してゆっくりじわじわ効いていくのがセディールの特徴。

身体の中でセディールの成分が安定していくまでに時間はかかってしまいますが、副作用の少なさと、気が付かないうちに感じる安心感で眠気が起こるのかもしれません。

抗不安薬を初めて使う方は、薬を飲むと眠気を感じる花粉症の薬や風邪薬などの先入観で、抗不安薬も全て眠気を感じるものだと認識している場合があります。その他に考えられる要因として、抗不安薬に含まれる抗不安効果によってリラックスし、身体が眠気を感じる場合です。

セディールで感じる眠気を利用してみる

ぐっすり寝れる

セディールで眠気を感じた場合の対処法としては、身体の中にセディールの成分が安定していくまで様子をみる。1~2週間程様子をみても眠気を感じる様なら、服用する時間帯を変えてみるか、薬を替えてみましょう。セディール程眠気を感じにくい薬はなかなかないので、抗不安効果を持ちつつ、眠気を感じないものを、1つ1つ試していくしかありません。

1日1回の服用にしている場合は、服用時間を就寝前にかえてみましょう。セディールの眠気を逆に利用して寝つきをよくする事を期待されて処方されることもあります。

睡眠が十分足りていれば、眠気を感じにくくなる可能性もあります。しばらく就寝前に服用し、日中服用しても問題ないか様子をみてみましょう。

減薬する事で眠気を感じにくくしてみる。セディールで眠気を感じてしまうのであれば、薬が効きやすい体質の可能性もあります。薬の量を減らしてみるなどして工夫してみましょう。

セディールの離脱症状

原因解明

セディールには離脱症状は確認されていません。離脱症状が起こるにしては、セディールの作用は強くないのです。デパスやエチラームのように、ある程度作用時間が短くて効果の強い薬であれば離脱症状は起きやすいと考えられています。セディールで離脱症状が起こる原因として考えられるのが、他の薬からの切り替え、減薬や断薬による症状の再発、強い不安です。

今まで強い薬やある程度効果をすぐに実感できる抗不安薬を服用していて、セディールに切り替えた途端離脱症状が起きたのなら、原因は今まで飲んでいた薬の離脱症状です。

今まで服用していた薬が身体から完全に抜けきれば、離脱症状は治まるでしょう。それまで辛抱するか、セディールを使いながら今までの薬を少しずつ飲みながら減らしていきましょう。

セディールの減薬や断薬によって、強い不安や離脱症状のような不調が身体に起こっているのであれば、完治するまでセディールは使っていた方が良いでしょう。

無理に減薬、断薬して症状を悪化させてしまうよりも、長期的に使いつつ、時間をかけて少しずつ薬を減らしていく方法もあります。減薬や断薬が不安ならこのまま使い続けていくのもいいでしょう。

薬の向き不向き

いい事と悪いこと

向いていない方

向いている方

TOPに戻る