全般性不安障害:Generalized Anxiety Disorder(GAD)は不安障害の一種です。無自覚でこの症状にかかる場合があるので注意しましょう!

全般性不安障害

全般性不安障害

全般性不安障害というワードを耳にした方はどのくらいいいらっしゃるでしょうか。
あまり耳慣れない言葉かもわかりませんが、Generalized Anxiety Disorder(GAD)という不安障害の一種です。
不安障害とは、過剰な不安や心配、恐怖を制御できないほど感じることで、心身の健康を害する精神障害の一つです。
パニック障害というワードであれば、だいぶ知られた単語かもしれませんが、パニック障害は突発的な要因によって誘発される症状に対し、GADはいつどのような要因によって起こったか認識できないという点が特徴です。

どちらも同じ不安障害ですが、GADは本人も無自覚なまま症状に陥っているという可能性が高い病気のようです。人間は、元々不安や心配、恐怖に対して、自覚がないまま自身をコントロールしています。また多かれ少なかれそんな不安や心配が続いて夜も眠れないということもしばしば。

ですが、暫くしたら何かしら改善方法を見つけたり、気付いたらそんな不安等は気にならない、忘れた、というケースもあるかと思います。
しかしながら、GADに掛かった場合、いつまでたってもその状態を抜け出せず、不安や心配ごとが常時心や頭から離れない為、長期間不眠に陥ったり、何も手にづかず引きこもりになってしまったりと日常生活を正常に行えない状況にまで発展します。もしそんな症状が6カ月以上続いているようであれば、念のため病院に診てもらった方がよいでしょう。

GADの改善

GADを改善するには、他の精神障害と同様に休養と薬物投与、必要であればカウンセリング等を行って治療します。
特に不安障害の場合、脳内の幸福ホルモンと呼ばれるセロトニンが非常に足りない状況に陥っていると考えられている為、SSRI(選択的セロトニン再取り込み)や抗不安剤を使って改善へと導いていきます。

精神障害は、脳内のホルモン分泌や神経伝達が正常に行われていない状態になることから発症すると言われています。
その為、脳神経に働きかける薬が利用されます。
SSRIはそのうちの一つで、脳内のセロトニン量を増やすことで、不安に対する感情を緩和し、心身の穏やかさをもたらすことで症状を和らげ、快方にすすめる仕組みがあります。

その為、不安障害などでもたらされる精神状況を好転させる薬として使われます。
精神病はまだまだ日本社会の中でもマイナスな面として受け取られがちな病気ですが、誰にでも起こりうる病気の一つです。
そして人にとって一番大事な部分でもある為、決しておろそかにしてはならない部分の為、自身を守る為にも前向きに対処するべき病気とも言えるでしょう。

治療薬

物思いにふける女性

全般性不安障害の方が治療前、治療中に気になってしまう不安や心配は治療・投薬が続けられないほど。どの程度効果があるのか、副作用は危なくないのか、薬に依存して依存症にならないか、そもそも投薬せずに治療する方法はないのかなどが気になり、納得して治療を始めても、不安や心配が積み重なって薬に頼るのはいけないと思い投薬を中断してしまいます。

心療内科に通う方の中には、病院での治療を諦めた方もいます。病院で治療を行えば、経過も観察できて次の投薬や身体に合う薬剤も判断してくれて、お金がかかる事を除けばいい面も多いでしょう。

しかし、病院での治療は、医師の理解と患者との相性が全てです。どれだけいい医者でも、もうこの人に自分の過去や思考を話したくない。何かを言われても理解する事ができない、本当に良い事だと思って進められているのか信用できない。信頼できない。何度も同じ事を聞かれて、何度も同じ答えを返す事に疲れてしまった。治療を進めていて、病院の医師や関係者に対してそう思った事はないでしょうか。

精神科は診察に使った時間単位で診療費を請求します。その時間が自分にとって価値のある時間だったのかと、帰宅して請求書を見て心が空虚になった事はあるという体験をした方もいます。治療に前向きでない医師から発せられる言葉に涙をこらえた方も少なくはありません。そうした医者の発する言葉は心療内科に通う患者を追い詰めてしまいます。

病院に通えなくなったり、通いたくなくなったりする方々の最後の頼みの綱が通販で薬を買うことです。誰にも知られず、病院にも行かずに薬を自分の欲しい分だけ購入できる通販という手段が残されている為、自分で自分を治療するという手段が当人にとっても残された希望にもなります。

全般性不安障害で用いられる抗うつ剤には、セロトニンをトランスポーターに再取り込みさせないための、再取り込み阻害薬であるSSRIが有名です。SSRIは不安を和らげる効果が特に高く、他の神経系に影響を与えないため副作用も少なく安全です。

SSRI

レクサプロ
SSRIのなかでも比較的新しい薬です。1日1回の服用で終日抗不安効果がある為、高い持続力と効果の高さ、副作用が比較的少ないという使い勝手の良さもあります。

ジェイゾロフト
SSRIなかでは比較的穏やかに効くが、副作用が少なく安全性に秀でており、レクサプロにも劣らない。1日1回の服用で高い抗不安効果を得られる。離脱症状も少ない為使い勝手がいい。

パキシル
1日1回の服用で十分な効果を得られる。セロトニンだけでなくノルアドレナリンへも作用する。抗不安効果も高く、心療内科以外にも脳神経外科など多くの疾患に適用できる。

不安を抑える効果はSSRIが特に効果が高く、副作用は少ないですが体質に合わない事もあります。意欲や気力が低下している方にはセロトニンとノルアドレナリンの再取り込み阻害薬、SNRIに効果が期待できるでしょう。

SNRI

イフェクサーXR
1日1回の服用で翌日まで高い効果を実感できる。SSRIに近い薬剤ながら、意欲、気力に作用するノルアドレナリンにも効果が期待できる。心因性疼痛等の痛みにも効果的。

主剤には抗うつ剤:SSRIで治療を行うのが主流になっています。必要に応じてベンゾジアゼピン系の抗不安薬を使用する場合もありますが、離脱症状や依存性の問題もある為、医師の処方も慎重になりつつあります。ベンゾジアゼピン系の抗不安薬に比べるとSSRIなどの抗うつ剤は長期間使用しても耐性、依存性が生じにくい為、より安全性が高いのはSSRI系の抗不安薬です。その代わり、効果が現れるまでに時間(1~2週間)を要します。

全般性不安障害の主な症状は不安です。近年、不安を強く感じるのは心理的な問題だけでなく、脳内に分泌される神経伝達物質、セロトニンが関係していると言われています。SSRI系の抗不安薬には、脳内に分泌されるセロトニンが使われないまま回収されるのを阻害し、分泌されたセロトニンが無駄なく使用されるように補助する役割を持っています。

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