デパスは離脱症状が起こりやすく、依存性や乱用性の高い薬として見直されました。

デパスは離脱症状が起きやすい!?

疑問が増していく

服用方法や用量にもよりますが、離脱症症状は起きやすいと言えます。日常的に特定の薬を服用していたのに突然(または次第に)、薬を減らした事で起こる痛み、精神的、肉体的な不快な症状の事を示します。・・・と言われてもぴんとこない方の為に例を挙げてみます。

薬を嗜好品に替えてみるとどうでしょう。タバコ、お酒、お菓子、カフェインなどを毎日決まった時間に口にしていたら、突然やめたり、沢山減らした時にイライラ、気持ち悪い、頭痛、吐き気など、不快な気分や身体の痛みなどの禁断症状を感じませんか。

長年嗜んだ嗜好品をやめる時に感じる禁断症状ですが、最も有名なのはタバコでしょうか。タバコの場合、長年身体に蓄積していたニコチンが身体から排出していく事によってイライラ、眠気、気だるさを感じる症状です。イラつきすぎて貧乏揺すりをする方もみかけますね。

タバコを数年吸っただけで、やめようと思っていても、うっかりいつものクセで吸ってしまう。やめたいのにやめると調子が悪い。だから喫煙する。やめたいのに吸ってしまう、ここまでいくと身体と精神が依存してしまっています。

離脱症状がおきるのは使い方の問題

辛くてベッドから起きれない

ぼんやりイメージが浮かんだところで本題に入りますが、デパスの離脱症状は嗜好品の禁断症状に輪をかけて辛いのです。ほんの数ヵ月、数年、ほんの少量を服用していただけならば、離脱症状は辛いものではありません。

頓服として使用間隔を厳密に決めずに服用したり、1日1度の服用でも用量が多かったり、1日3回最大用量分を服用したり、短期間でも最大用量を上回る使い方をしてしまえば、離脱症状はおきやすくなります。

デパスは依存しやすい薬で、離脱症状がおきやすいのです。離脱症状で苦しんでいる時に薬を飲めば痛みや苦しみから抜け出せるので、頭ではやめようと思っても、身体や心は追いついてこれないのです。 いきなり断薬を始めると一気に離脱症状に襲われるため、減薬をして離脱症状が起きないように調整していきます。

デパスの減薬が思った以上に辛い

外出先で辛くて座り込む

減薬が辛いならデパスを服用する事で症状が和らぎます。元も子もないと言われてしまいますが、抑えるにはこれが1番です。「薬を止めたいから離脱症状を抑えたい」という目的の場合、少しずつ減薬するのが有効です。

離脱症状に慣れるまで我慢するという方法もありますが、精神力と体力を試されるような離脱症状になる事もあるので、無理はしないよう気をつけましょう。(人によってはまったく症状を感じない方もいます。)

ある程度減薬が成功して後もう少しで断薬できるところまできた時、最後の数mgがどうしてもやめられない・・・!そんな時に有効なのが、デパスに近い効果がありつつ、離脱症状が出にくい薬で代用する事です。

デパスの離脱症状を抑えるには

他の薬で代用してデパスを断薬したり減薬する方法は、医療の現場でも行われているので、最終的にはデパスも代用した薬も止めることができます。

ただ、やめるには本人の意思が必要不可欠なので、なんとなくやめたいけど辛いならいいやという気持ちで始めると、9割が挫折します。何故やめるのか、やめるべき理由を明確にして、止めた後の事も考えてみましょう。

タバコをやめたら甘い物が欲しくなって太ったというケースが多いのは、やめた後の事を考えずにやめてしまうからでしょう。

抗不安剤と離脱症状を比較してみる

本の上に載った天秤

デパスの効果は抗不安剤の中でも強くて半減期が比較的短い。長期間の服用、大量服用によって離脱症状が起きやすくなります。効果時間が短くて、抗不安剤としての効果が強い物ほど、離脱症状を起こしやすくなります。それはデパスだけでなく、病院などで処方される他の抗不安薬も該当する物があります。

レキソタン、デプロメール、レスタスといった薬も有名な抗不安剤ですが、デパスの2倍以上の効果時間を持っていても、離脱症状が起こりやすい薬です。効果時間が長くても、抗不安効果が強いと離脱症状が起きやすくなるので油断は出来ません。

デパスで離脱症状を起こさない為に

計画を立てる

離脱症状を起こさない為に必要な事は、「デパスをやめたい意思」と「断薬に向けての管理」です。簡単ですがこれがなかなか難しいのですんなり上手くはいきません。数年~十数年服用している場合、身体に馴染んだ薬が完全に抜けていくまでに平均して1年くらいはかかります。その間、1度も離脱症状を起こさない事は不可能に近いのです。

減薬は1年間少しずつ食事量を減らしていきながら、お腹が空かないようにコントロールする様なものです。身体は薬に馴染みきっています。それを少しずつなくしていく作業なので、どうしても離脱症状は起こると考えていてください。

その上で起こさないよう努力するには、大前提の「デパスをやめたい意思」ですが、意思の力は強いもので、やめたいと強く思うことで、症状を次第に抑えていくという方法で断薬した方もいるほどです。

その場合、本当に根性で薬に勝った様なものなので、楽にやめられるわけではありません。やめたい気持ちは大事ですが、我慢の限界を超えてまで我慢を続けると、余計体の調子を崩しかねないのでほどほどで抑えて下さい。

デパスの断薬に向けての管理

もう1つの「断薬に向けての管理」、こちらは、徹底したスケジュール管理というよりも、大まかに断薬までの日数を決めておき、実際薬を減らす、薬を止めるという日程調整の様なものです。今日はやめられそうな気がする!という間隔で断薬しても、9割が離脱症状に苦しみます。1ヵ月は離脱症状がでなかった、それなら次の1ヵ月はもう少しだけ減らしてみよう。

日程調整はこれくらいでいいのです。断薬、減薬をしてみて上手くいかなかったら元に戻すことも想定しておきます。上手くいかなかったら戻す、上手くいったらそのまま続けるという方法で管理を行うと、成功に繋がりやすいのです。

デパスの依存性

デパスの依存性

デパスの依存性の高さは、日本では近年乱用など問題になり平成28年9月14日に向精神薬指定されています。
乱用にいたる背景には様々な問題がありました。デパスは投薬されていた当初、日本国内では処方件数が少なく処方されていた患者も少なかったのです。

その為、依存性や離脱症状について医療現場でも認識が甘く、依存性や離脱症状がない安全性の高い薬として肉体的、精神的に軽度の患者にも処方されてきました。

効果がハッキリしている分、辛い時に頓服薬としても利用されていました。デパスの特徴は、効果が強く、作用時間が短い、その為、効果を求める為に更に服用を続け、耐性がつき、依存度が上がるといった仕組みです。少量で長年服用しても問題なく過ごせている人もいます。ただし、頓服や大量投薬で長期使用よりも依存度や耐性が高くなるケースもしばしばみられます。

肉体的な痛みを軽減する為に乱用や服用を続けるケースよりも、飲まないと不安で堪らないといった精神的に依存して乱用に陥るケースが比較的多く見られます。精神的な依存は、薬を止めたい本人の意思が必要になるので、減薬・中止は難しくなります。依存してしまった方にとって辛い時に助けてくれた薬は、服用しないと辛くなる薬になってしまいました。更に、飲酒しつつ併用する事で、耐性や依存度、乱用率は上がります。

これらの状況から脱するには、辛い離脱症状が待っています。デパスを中止する為に、何年もかけて減薬し、他の薬を併用・代用して中止していく方法が取られています。

デパスで依存する理由

薬を手に横たわる女性

離脱症状が起きやすく、なかなかやめることができないデパスは、何故これほど依存性が高いのでしょうか。長年デパスを服用してきた方ほど依存性が高いと考えられています。


デパスの依存性は、長年の服用にも大きく関係しています。デパスを長年服用する事で、身体に成分が蓄積していきます。身体の中はデパスの成分で満たされ、長年蓄積された物質が「依存」を引き起こします。

症状が出た時に服用するとデパスはリラックス効果を出して、痛みや苦しみを和らげてくれます。頓服として使っていなくても、毎日決まった時間に複数回服用する方法でも、依存度は高まっていきます。

デパスを服用すると、精神的にも肉体的にも楽にしてくれる効果があります。しかし、デパスの効果時間は短く、気持ちが楽になる時間は思った以上にすぐになくなってしまいます。

だからこそ、1日2~3回に分けて服用を続けていくのです。特に精神依存は抜け出しにくく、身体に悪いと思ってはいても脳が欲しいと判断してしまえば、その決定を覆す事はできません。

抗不安剤は依存しにくいのもある

抗不安剤にも依存しにくい薬は沢山あります。1日1回の服用で済むので、何度も服用しなくてもいい物もあれば、1日数回服用しても、効果が緩やかなために依存性が認められていない薬もあります。

抗不安剤の中でも依存しやすいデパスの代わりを探し、他の薬に切り替えたり、併用しつつデパスをやめていく方も少なくありません。

デパスで依存しない為に

医者に説かれる

特に注意したいのがアルコールとの併用です。どれだけ短期間であっても、少量であっても、アルコールと服用する事で副作用の発症確率が高くなり、アルコールとデパスの効果が悪い意味で2倍にもなってしまいます。いい効果を生み出す相乗効果には期待できません。併用は禁忌ではありませんが、併用する事は避けましょう。

頓服薬、長期服用として使っている場合は、耐性や依存している可能性も考えられます。少しずつ減らしていけるように、長時間の有効時間があり、デパスほどの即効性を持たない、じっくりと効いてくる抗不安剤(ジェイゾロフトなど)に切り替えていきましょう。

睡眠薬として就寝前に服用している場合なども、デパスを含めたベンゾジアゼピン系を避けて、短時間効く薬より、マイルドな効果で起床後に薬が残らない程度の効果時間の薬(セディールなど)を探しましょう。

デパスの半減期

デパスが血中の中でピークに達するのは約3時間。それから薬が体内から少しずつ排出されていき、効果が半分になる半減期は約6時間。薬が体の中で効果が半分になる時間なので、6時間位で効果を感じなくなると考えて良いでしょう。

約6時間なので、1日中効果を感じているために1日2~3回、服用が必要になるでしょう。即効性があり効果が強くとも、半減期の短さは服用回数の多さにも繋がります。半減期が短いと、依存性、耐性も自然についてきます。

デパスは即効性がありますが、半減期が短いので、長期間の服用には不向きと言えます。体質や依存、耐性によっては4時間程度で効果を感じなくなる事もあります。

半減期とは

抗不安剤だけでなく、薬全般に言えることですが、この半減期が短いほど効果を感じる時間が短くなります。半減期が長いほど、効果を感じる時間が長いので、1日中薬の効果を感じる事ができます。

薬は消化吸収され、異物である肝臓を通して、体の中に巡らせる成分を血液にのせていきます。服用した後は血液の中を巡る薬の成分で身体の中は満たされていきます。

身体の中に満たされた薬の成分は時間と共に排出されていき、やがて身体の中から無くなっていきます。半減期は薬の成分によって血液中に満たされる速度や、排出されていく速度は一定です。

ですが半減期も体質の影響を少なからず受けており、少量で長く効く人もいれば、多めに使ってもほとんど効果を得られない方もいます。

抗不安薬と比べてみる

薬を見比べてみる

デパス(エチゾラム)は、半減期が6時間以内なので、短時間作用方の抗不安剤に分類されています。そして、リーゼ(クロチアゼパム)、コレミナール(フルタゾラム)も同じく短時間型に分類されている抗不安剤です。


リーゼ(クロチアゼパム)は、チエノジアゼピン系の抗不安薬で、心身症や自律神経失調症に適応しています。 コレミナール(フルタゾラム)はベンゾジアゼピン系の抗不安薬で、消化管機能改善薬に適応しています。

どちらも短時間の作用の為、依存のしやすさや離脱症状が確認されています。 ちなみに半減期が12~24時間以内の薬を中間作用型の薬とされ、半減期が24時間以上の薬を長時間作用型の薬と呼び、半減期が90時間以上の薬を超長時間作用型と分類されています。

短時間型だけで抗不安としての強さを見てみると、デパスは強い作用に分類され、コレミナールはそこそこの効き目、リーゼは弱めの作用です。

そこそこ、弱めの作用だとしても抗不安としての効果は確認されています。同じ短時間型の薬でも効きの強さはバラバラ。しかし半減期が短い為、離脱症状は起きやすいようです。上記にあげた中でもデパスは強い作用があるので、離脱症状も強く現れます。

デパスを減薬!その前に

乱雑に置かれた薬

デパスを断薬してもいい状況、環境か確認してみてみましょう。短期間、小用量の服用ならば、断薬を行っても離脱症状が起こらずに断薬できる事もあります。


デパスの服用は多くのケースで3mg近く服用している方が多いので、離脱症状が起こらない、起こりにくいというのは、あまり多い例とはいえません。

離脱症状が起きずに断薬できるのは、服用や、用量の管理を厳密に行えていた方だけです。なかには体質ですんなり減薬できる方もいますが、例外としましょう。

効果時間が短時間型のデパスを断薬を始める場合、服用していた用量と服用期間で断薬まで辿り着ける期間の目安を作りましょう。3ヵ月~半年だけど服用量が1日3mgの場合、服用期間は比較的短めですが服用量が多いので、急な断薬や避け、徐々に減らしていきましょう。

半年~1年位の服用期間で、1日の服用量が1.5mgの場合、服用量は多いとも少ないとも言えない量なので、急な断薬は避けましょう。こちらも徐々に減らしていく事をオススメします。

1年以上の服用期間の場合、1日の服用量が1mg以内でも、服用期間が長い為、徐々に減らす方が体の負担を抑えられるでしょう。

離脱症状は、起こる人もいれば、起こらない人もいます。起こる人に見えてくる共通点は、「服用期間の長さ」と、期間の長さに関わらず、「服用量」が多い人ほど離脱症状を起こしやすいようです。断薬、減薬が行う前に、環境か今一度確認しましょう。

断薬、減薬によって、仕事や私生活に支障はでないでしょうか。仕事中に何度も不快な気分や体調を起こしていると、休職しなくてはいけない可能性もあります。無理やり減薬を進めている人ほど、仕事を突然休んだり、退職せざるを得ない状況に陥る事があります。

断薬、減薬によって、仕事、私生活に支障が出るかも知れない事も考えた上で実行しましょう。忙しい時期や、休めない時期に行ってしまうと、断薬や減薬の辛さを紛らわせる為に、今までよりも高用量の薬を服用してしまう可能性もありますので、注意しましょう。

その上で、家族に相談できるのであれば、家族にも協力してもらうのが1番良い方法です。家族の支えや理解があれば、断薬や減薬時におこる身体や心にかかるストレスにも対応しやすいので、可能ならば、家族の協力も仰ぎましょう。

デパスを減らしてみる

ピルカッター

実際デパスを減らしてみると、身体や心にすぐに変化が現れます。良い変化ならともかく、悪い変化は最小限に抑える為に厳密に計画を練ります。用量は厳密に計ります。初めのうちに断薬まで辿り着く目安は決めましょう。断薬や減薬のゴールが見えないと、辛い離脱症状が起こった時に、いつまで辛い時期を耐えなければいけないのかと気持ちまで沈んでしまいます。

長期間の服用や高用量の方がデパスを断薬する場合、おおよそ1年~2年くらいをかけて断薬に成功しています。1年で断薬を成功した方々の多くは、辛い離脱症状に無理やり耐えてきた方が多いので、目安としては、1年半~2年くらいを目安にしてみましょう。

このくらいの期間で断薬していくよ、という気持ちを計画に表しただけ、あくまで目安なので、断薬にかかる期間はおおまかで問題ありません。むしろ絶対に!という気持ちだと追い詰められてしまうので程ほどに。

断薬までの期間を決めたら、そこから減らしていく薬の量と、減らしていく期間の目安を作りましょう。1日3mg服用していたのに、1日1mgに減薬するような荒療治はやめましょう。

いきなり用量を減らしてしまうと、離脱症状を自ら招く結果になりかねません。ゆっくり減らしましょう。減薬する場合の1日の服用を1mgを3回服用したという仮定してみます。

いきなり1錠ずつ減らすのではなく、1錠をピルカッターで半分に割り、半分になった錠剤を更に半分に割ると、1錠分が4等分できます。

1回目の服用は、4等分したうちの3等分を服用し、残った1等分は密封した小さな袋か箱に入れて、空気に触れないよう保管しましょう。

2回目の服用時、同じように4等分した薬を3等分だけ服用します。残った1等分は保管しましょう。

3回目の服用時、同じように4等分した薬の3等分は保管し、翌日用に残します。

1回目と2回目に割った2等分と、3回目に割った1等分を服用します。3回目の服用の仕方が分かりづらい場合は、1回目、2回目と同じやり方で服用して下さい。

最初に細かく説明してみましたが、大まかに言えば、1錠を4分の1ずつ減らしていきます。この方法で少しずつ期間を置いて服用し、最終的に断薬します。

精神的な依存と、身体的な依存

時計のイメージ

デパスを断薬し始めて誰もが通る道が離脱症状です。離脱症状には精神的な依存と、身体的な依存がありますが、人によってどちらが辛いかは判断が分かれます。



デパスを飲まないことで身体が苦しい、不安が募る、飲まないことはいけない事なのではないかと思うようになるなど、精神的な依存には、これまでデパスで抑えられてきた症状が浮き出てくるので、耐え切れずに断薬を断念する方も少なくはありません。

身体的な依存には、呼吸がし難い、頭痛、吐き気、倦怠感など、軽度の物から、家事や仕事が出来ないどころか、ベッドに寝たきりになってしまうほど辛い症状もあります。

精神的な離脱症状を乗り越えても、身体的な離脱症状が耐え切れなくて断薬、減薬を途中で中断、そのまま諦めてしまう方は多く見られます。

精神的な離脱症状であれば、家族や身近な人の支えでなんとか乗り切れたことも、身体の離脱症状は、見てる側が辛くなるほど激しい症状もあるため、見てる側が我慢できずに薬を飲むように進めてしまい失敗する事もあるようです。

激しい離脱症状で苦しむ多くの原因が、急に行った断薬、急激に減らした減薬です。焦るあまりに急いで事を進めてしまうと、失敗するリスクの方が高くついてしまうので、焦らずにゆっくり予定を遅らせてでも精神や身体に負担をかけないようにしましょう。

デパスを断薬する時期を間違えないこと

カレンダーの確認

断薬するタイミングは簡単ではありません。少しずつゆっくり行う為、私生活や仕事に支障をきたすケースが多く見られます。そこで焦って断薬、減薬してしまうと、これまでの努力が水の泡になってしまうので慎重に行いましょう。

これまでの用量、服用期間にもよりますが、身体の中に蓄積している薬の成分を少しずつ排出する作業は、簡単には行えません。身体が覚えてしまった薬の成分を忘れさせる為の方法が減薬、断薬です。

デパスを服用すると、身体も心も楽になる。頭の中では断薬や減薬をしないといけない事を理解していても、身体はすぐに追いつくことは出来ません。

楽になっていた成分を補えなくなるので、身体の方は薬が欲しいと強請ります。薬がほしいのにもらえない状況をいきなり突きつけてしまうと、身体はその状況を受け入れられず、まるでストライキを起こしたように言う事を聞いてくれなくなります。

だからこそ、少しずつ減薬していくのです。少しずつ楽な状態を忘れさせて、少しずつもとの身体の状態に近づけていきます。

いきなり健康になろうとしてフルマラソンを走れないように、いきなり断薬はできません。少しずつ距離を増やして走るのに慣れていくように、少しずつ減らしていく。

デパス成功者が断薬するまでに最低1年もかかるというのは、少しずつ身体から排出させる為です。ですが、断薬成功者が多い事からも、断薬は簡単ではありませんが、困難な事ではありません。

デパスの断薬には時間が必要

あせらない

デパスの断薬を成功させるには時間が必要です。しっかりと計画を立てて、それに向かって焦らず進んでいく事が成功への秘訣です。焦って抜け道を探したり、先走ってしまうと、多くの人が体験したように失敗してしまいます。

例え、自分が決めた予定より遅れてしまったとしても、その遅れは無駄な遅れではありません。断薬するために、必要な回り道をしているだけです。急がば回れという言葉もあるように、時には回り道をしてみた方が、結果的に早く断薬出来る事もあります。

1錠にも満たない、ほんの僅か数mgがどうしてもやめられない。減薬してもすぐに元に戻ってしまう。減薬が続かない。最後の難関が抜け出せずにもやもやしたり、焦ってしまう方は沢山います。

ですが、最後の難関さえ乗り越えれば、断薬できるのです。そう信じて成功する方が多くいますが、一方で、最後の難関で中止してしまう方も少なくありません。

デパスがやめられないならやめなければいい。いつかデパスをやめられるくらいの強さと持続性の長い薬があるはず。その思いからデパスをやめずに続けているのです。

確かに、続けないと気持ちや身体が辛くなるほどならば、無理にやめる必要はありません。続けることで気持ちや身体が楽になり、無理にやめることで、気持ちや身体に支障が伴うのならばやめないことも選択肢のひとつです。

やめるもやめないも選択肢のうち。ですが、やめたい気持ちがありながら、どうしてもやめられないという場合は、他の薬でデパスの役割を補って、やめるための補助薬として抗不安剤を使うという方法もあります。

最後の段階でやめられない場合に限った事ではありませんが、代用薬を使う方法は、医療の現場でも試されている方法なのです。

近年は、デパスをやめるための代用薬になれるような、依存しにくい薬も沢山出ています。当サイトでも、いくつか該当する薬をご紹介しているのでご覧下さい。

デパスの服用方法

用量を守る服用

デパスは依存性の無い安全性の高い薬。数年前までは医者も使用者もそれを信じて普通に投薬を続けていました。十数年も服用し続けてきて、デパスの副作用や依存に悩む人は実際に存在します。

長年に渡る長期服用や、大量投薬によって服用中止、減薬、薬の変更を行おうと思っても、長期間や大量投薬によって依存性が高まると、激しい離脱症状に襲われる事があります。

正しい服用方法は、1日最大3mgまでを守る。服用頻度を下げる。服用の間隔を伸ばす。少量で効果があるなら増薬は控える事です。1mgを1日3回で最大3mgになります。0.5mgを1日3回服用し、1日1.5mgの服用でも良いでしょう。デパスの服用は、少量かつ服用頻度を下げる事が大事です。そして服用は必ず水、ぬるま湯で摂取。飲酒やジュース、お茶は避けましょう。服用で体調不良や副作用が現れるのは、前後の食事や服用時の状況、体質により、副作用の現れやすくなります。

特に気をつけたいのが頓服として利用する時。我慢できる程度で服用すると、何かにつけ服用したくなる癖がつき、耐性が付きやすく依存度も高まります。頓服で処方された場合は、医師の指示を守りましょう。その際、このレベルの痛みが我慢できる、できないをハッキリ医師に伝えておきましょう。

※痛みやストレスは人それぞれ、自身の我慢できるレベルと医師が思うレベルには相違があるかもしれません。処方された薬を頓服する際は、医師とのコミュニケーション、不満、不明点は明確に使えましょう。

デパスの服用中、服用後に注意すること

薬と水

服用してから早くて20~30分程で効き始めます。その為、服用後の車の運転や機械の操作は行わないようにして下さい。就寝前に服用する場合は、ベッドやお布団に入る前に、時間の調整を行いましょう。

神経症、うつ病の場合は、1日3mgを3回に分けて服用とするのが推奨とされています。確かに推奨されていますが、服用量が多いと、断薬する際や減薬する際は、依存性や離脱症状も考えて服用しなくてはいけません。1日の服用量が多い程、離脱症状が起きる可能性は高いとされています。

腰痛筋収縮性頭痛(きんしゅうしゅくせいずつう)、心身症の場合は、1日1.5mgを3回に分けて服用する事を推奨されています。1日の服用量が1.5mgなので、長年服用していても比較的離脱症状は起きにくい方が多いようです。絶対に離脱症状が起きないというわけではありません。

眠れなかったりする時用に服用する場合、睡眠導入剤としての服用はあまりオススメできません。確かに即効性はありますが、半減期が6時間のため途中で覚醒してしまう可能性もあります。日中は乗り越えても就寝前が最も辛くて眠れないというならば、1回1mg~1.5mgが負担が少ないでしょう。

服用する上で特に注意したいのが、高齢者、妊婦です。 運動失調症になりやすいので、高齢者はあまりお勧めはできません。筋肉を和らげる働きを持つ為、長期服用、多量の服用は推奨されていません。

妊婦や、授乳中の方も、デパスは推奨されていません。胎盤を通して胎児にデパスの成分が届いてしまったり、授乳を通して赤ちゃんに成分が渡ってしまう為、胎児と赤ちゃんの健康を考慮されての事です。

服用しない事で母体となる母親の健康が損なわれる場合は、デパスが必要な状態か、他の薬で代用できないか、医師に相談しましょう。

デパスの代替薬

現在は医師の処方箋が必要になり、14日~1ヵ月が処方時の限度になります。その為、病院に行けない、まとめて薬が欲しい場合は、デパスの代わりになる薬を通販で利用することをおすすめしています。デパスは魅力的な薬ですが、依存や耐性、長期服用を考えると後々辛くなります。デパスの代わりになるような薬の一覧を以下にご紹介しています。

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