外で処方されているジェイゾロフトと日本で認知度があるパキシルは共に高い効果でうつや不安などに対して有効です!

世界各国で処方されているジェイゾロフト

ジェイゾロフト

現在SSRIには3種類あります。SSRIは抗うつ剤の一種で、その中の一つがファイザー社のジェイゾロフトです。日本では3番目に認可された物で、2006年7月から販売が始まりました。ファイザー社とは、世界大1位の売り上げを誇っているアメリカの製薬会社です。1991年から海外で発売され、日本でもその効果を認められて2006年から発売しています。

やや効果は弱いけれども安全性が高く副作用が少ない薬です。パキシルと比べると効果はやや弱い印象がありますが、穏やかにゆっくりと効いてくるため、副作用が心配な方や効果の具合が心配な方にお勧めします。

安全性が高い薬なので、多くの病院で処方されています。ジェイゾロフトは抗うつ剤の一つで、うつ病やうつ症状に対して効果を発揮します。憂鬱な気分、沈んだ気分を改善し、やる気を出す効果が期待出来る薬です。

漠然とした不安感等を改善する事も可能で、他のSSRIの薬に比べてみても効き目は優しく穏やかに効いていきます。そのため、強い薬は必要ない方、副作用が少な目の薬が良い方等に処方されています。

ジェイゾロフトの効果

ドーパミン

SSRIなので、セロトニンを選択して再取り込みを阻害する薬剤ですが、他のSSRIとは異なる作用があります。ドーパミンの再取り込みを阻害する作用もあるので、2つの作用に効果を期待できます。

主な疾患には、うつ病・うつ状態、パニック障害、外傷後ストレス障害(PTSD)に効果を期待できます。また、強迫性障害、摂食障害だけでなく、双極性障害(躁うつ病)のうつ症状を改善する際に補助薬として使用される事があります。しかし、緩やかに効果を現すため、重度のうつ病の場合はパキシルなどが向いているでしょう。

症状が重症化しておらず、仕事や家事などの生活を続けながら徐々に治して行きたい方に向いている薬剤です。女性に効果が出やすいのも特徴ですが、性機能障害(射精障害など)、体重増加、便秘などが副作用が少ない・軽度で収まるので総合的に見ても男性より女性に向いているでしょう。

ジェイゾロフトの副作用

女性

副作用が少ないとはいえ全く出ないわけではありません。遺伝子のタイプによって薬が効く効かない、副作用がない、辛いは分かれるため、飲んでみないと身体に合うかは分かりません。体質に合うか分からない以上、いきなり辛い副作用が並ぶ医薬品よりも、副作用が少ないので服用を始めやすいでしょう。

他のSSRIと比較しても少なく軽度な副作用ですが、服用を始めた頃に吐き気や腹部不快感を感じる方がいます。そのほとんどが一時的で1~2週間程で改善していきます。眠気、体重増加も見られますが、軽度に留められます。

副作用として多く報告されているのは眠気・吐き気等ですが、人によっては一般的な抗うつ剤と同様に、体重増加が起きる事もあります。下痢や軟便になりやすい事もあるので、胃腸が弱い方等は注意が必要です。下痢や軟便になりやすい傾向もあるので、便秘が酷い場合の方が服用した場合には改善する傾向にあります。


比較的安全な薬ですが、いくつか注意すべき点があります。肝臓が悪い方、緑内障を患っている方は、飲み始めてから症状が悪化してしまう事があります。服用する前に医師に相談しましょう。

高齢者の服用は、眠気等が起きる可能性が高くなるので量を加減しつつ慎重に使わなければいけません。加齢に伴って代謝能力が低下したところに、薬の成分が長期間体内に残り血中濃度が上がってしまう事で眠気などが生じます。

性機能障害に関連した副作用は他のSSRIよりも比較的高めになります。男性に使用するより女性の方が効果を得やすい傾向があります。

用法・用量を守って正しく使えば比較的安全な薬です。副作用等は出にくくなっていますが、人によっては思わぬ症状が出る事もあるので、異変を感じたら医師にすぐ相談しましょう。

ジェイゾロフトのジェネリック

プラスとマイナスの割合

ジェイゾロフトは特許がきれ、日本では2015年にジェネリックが発売されています。日本ではセルトラリンという名前で発売され、海外では既にセルティマという名前で発売されています。有効成分、効能も殆ど変わることなく使用する事が出来ます。

同じ会社がジェネリックを開発販売する事もあれば、他の会社が開発販売する事もできます。飲みにくい薬を飲みやすく、副作用を少なく、更に安く手に入れる事を目的としてジェネリックは開発されますが、効能、副作用は全く同じ作用がでるわけではありません。

有効成分、含量、効能・効果、治療効果に大きな変化が無ければ、同等の効力がある薬とみなされます。その為、ジェイゾロフトよりも使いやすいと感じる人もいれば、効果を感じない人も出てきます。同じ有効成分、含量のはずが何故、効能・効果に違いが出るのか。発売した会社によって添加物、薬の色、味、匂い、形、大きさ等を変えるので、微妙に違いが出てきます。

身体はその違いを感じ取って良く効いたり、効かなかったりします。その違いを感じる人はそう多くはありません。大抵の場合、先に発売されたジェイゾロフトと、ジェネリックというブランドの違い、同じ成分だけど違う薬という認識で使用する事で、何かが違うという気持ちになり効く、効かないという結果に繋がります。

稀な事ですが、添加剤が合わなくて薬が効きにくい、副作用を感じる様になったというケースもあります。可能性はゼロではないので、ジェネリックに変えたところで副作用が起きる事は絶対にないと言い切れないところです。

ジェイゾロフトのジェネリックは、副作用等が起きにくいよう考慮して開発されているので、ジェイゾロフトが体質に合わない場合も、ジェネリックであれば体質に合って使いやすいと言う事もあります。

ここで1つ知識として付けておきたい点があります。ジェネリックは有効性を示す試験は行われますが、安全性の試験は義務化されていません。ジェイゾロフトを発売した際にすでに実施済みなので、改めて行わなくても良いとされています。中には安全性を考慮する企業もあるでしょうが、添加物、主成分以外の成分を加える事で安全性にどう影響するのかは試験されていない可能性もあるという事は、覚えておきましょう。

ジェイゾロフトの半減期

時計

ジェイゾロフトの成分が体内で吸収、代謝、排泄されるスピードを知る事は、長く薬と付き合うのであれば知っていて損はありません。ジェイゾロフトが効いてくる時間、半減し排泄される時間を予想して、自分が一番効果を感じたい時間を考えて服用する事ができます。

薬が代謝、排泄される速さの事を半減期をいいます。体内に代謝された薬の全体量が半分になるまでのおおよその時間として半減期と言う言葉が使われます。半減期が長ければ長いほど、薬の有効成分が体内に留まる時間も長くなります。半減期が長ければ、効果を感じている時間も長くなるので、1日に服用する回数も少なくてすみます。薬によっては1日中効果を実感する事もできる薬もあります。ジェイゾロフトもその1つです。

ジェイゾロフトの半減期は22~24時間、1日1回の服用で十分効果を持続できます。効果が持続すれば、おのずと服用回数も減るので、依存性の発生率も少なくなります。メリットは高いですが、このメリットを感じるまでの時間はおよそ4~5日程度。一般的な抗うつ剤は効き目を感じるまでに約2週間要します。体内に薬の有効成分が蓄積するまでの時間が2週間必要です。

ジェイゾロフトは4~5日で体内の血中濃度が安定し始めます。服用を始めてから効きを感じるのに約6~7時間程。薬が一番効いてくる最高血中濃度が最高値に達するのが約6~7時間、その後ゆっくりと排泄に向けて血中濃度が低下していくのが、22~24時間程。毎日時間を決めて服用すれば、ジェイゾロフトの効果を感じたまま生活を送る事ができます。

ちなみに、デパスのように即効性があり持続時間の短い薬を例にあげると、1日の服用回数は3回~4回、耐性ができてきて段々薬が効きにくくなる為、自然と服用回数は増えていきます。逆に半減期が短ければ、効果が切れる時間も早くなり、1日に何度も服用する事になります。

服用について

最高用量は1日100mgですが、突然最高用量から開始してしまう事は避けて下さい。

服用を始めた頃は25mgから開始し、最低でも1週間以上の間隔を開けてから25mgずつ増量します。増量途中で十分に効果が出ていると感じる場合はそれ以上増量する必要はありません。薬の効果を感じるまでには早くて2週間程要し、遅くて1ヵ月程で効果を感じるでしょう。

100mgに増量するまでには、どれだけ最短でも1ヵ月は要します。効果を実感するまで時間は要しますが、安全にゆっくり治療したい方には向いている方法です。

効果を実感して状態が安定してても、6~12ヵ月は投薬を続ける事を推奨します。6~12ヵ月頃が再発しやすいため、もう必要ないと判断して投薬を中断せず、6~12ヵ月続けていきましょう。それから2~3ヵ月の期間に、ゆっくり時間をかけて減薬していきましょう。

海外では未成年の投与も行われていますが、日本国内の方に投与する場合は、家族や周囲の方に相談した上で少量投与するケースはあります。妊婦についても同様で、服用している妊婦から奇形児が生まれたという報告はありませんが、服用する場合は事前に医師に相談しましょう。


パキシルとは

パキシル

抗うつ剤の中でも、SSRI、SNRI、NaSSAと3種類ありますが、パキシルはSSRIに分類される、選択的セロトニン再取り込み阻害薬です。セロトニンだけに作用するのがSSRIですが、セロトニン以外のSNRIのようにノルアドレナリンにも作用してしまうため、利点が多くても欠点も目立つ薬剤です。

安全性や有効性の高さではSSRIの中では、ジェイゾロフト、レクサプロなどがありますが、それでもパキシルが根強い人気を誇るのにはCR錠の強みだけでなく、効き方には個人差があるというところです。

病院で診て貰ったのに効果のない薬を処方された、副作用が辛い薬を処方された場合や、他の人には効果が高いのに自分にはしっくりこないなど思い当たる事はないでしょうか。薬剤にはよく体質など個人差があるので効きの良し悪しが人によって分かれるという説明を受けると思います。

これは効果有無が分からない薬の言い訳などではなく、遺伝子によって効きやすい、効き難いと分かれてしまいます。研究段階では遺伝子タイプによって効果の良し悪しが分かるようですが、実際のところは服用して反応を見てみないと分からないというのが実情です。

新薬なども発売されてきていますが、医師の中でも比較的処方しやすいようで、先発品、後発品含めてSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)に分類される薬剤の中で多く処方されているのがパキシルです。抗うつ効果、抗不安作用に特に有効です。効果の高さが良く反映する場合と裏目に出る場合があります。

服用を始めて直ぐに調子が良くなる場合は、不快な症状とは異なる躁状態の可能性があります。副作用からの躁状態であれば他の抗うつ剤へ替えるか、抗うつ剤ではなく気分安定薬に切り替えた方が良いでしょう。切り替えが必要な場合、切り替え時期などの判断は医師に相談しましょう。

パキシルの効果

薬

少量服用したい、微調整を行いたい時に使用される5mgの錠剤や、時間をかけて吸収される事で吐き気等の副作用を抑えるCRという錠剤が発売されています。1日1回の服用で十分な効果を得られるほど高い効果を持ちます。早くて2週間後に効果を現しますが、6週間~4ヵ月程時間を要する場合もあります。

効果があるとされる疾患は以下の通りですが、日本国内で承認される疾患は一部だけとなります。CR錠を以下の疾患に使用する場合はうつ病・うつ状態のみ使用できます。

承認されている疾患:
うつ病・強迫性障害(OCD)・パニック障害・社会不安障害・心的外傷後ストレス障害(PTSD)

未承認の疾患:
全般性不安障害(GAD)・月経前不快気分障害(PMDD)・血管運動症状(更年期障害の症状)

利点欠点を踏まえてパキシルを処方する医師の見解では、離脱症状という欠点があってもCR錠や5mgの錠剤で少しずつこの欠点を緩和でき、用量を厳密に取り決めなくても非専門医にも処方可能な利点を持つとの意見があります。吐き気や眠気といった副作用や長期服用での重篤な肝障害をもたらすケースもあるため、処方する専門分野や処方量・種類によって慎重に処方していたり、比較的処方しやすい位置付けにあるようです。

精神科だけでなく、呼吸器科、循環器内科、外科、脳神経外科、総合診療など、様々な専門分野が処方しやすいとしているのは、これまで長らく使用されてきた効果の高さや信頼性、人によっては副作用が起こらないという使い勝手の良さもあります。

パキシルの副作用

女性

主な副作用は以下の通りです。特に性機能障害に伴う副作用が多い傾向にあります。
食欲不振・吐き気・下痢・便秘・口の渇きなどの消化器系。
射精障害・勃起不全・性欲減退・オーガズムを感じにくいなどの性機能障害。
発汗などの自律神経系や眠気・不眠・頭痛・ふらつきなどの中枢神経系。 アクチベーションシンドロームの不快症状。

強すぎる効果により、治療を行いたい意欲や気分が向上せず、期待していなかった方向に活性化してしまった状態が、アクチベーションシンドローム(賦活化症候群)により、苛立ち、焦り、不安、パニック、攻撃的、衝動的、不眠、躁状態などの不快に思う症状が現れます。これらの症状から躁状態になると完治した様に感じますが、その感覚は一時的なため、その後は強いうつ症状が現れるようになります。

抗うつ剤を飲み始めた頃は副作用に悩まされる事もあるでしょう。中でも多いのが吐き気や便秘、下痢などの消化器系です。副作用は長く続いても2週間程度で収まりますが、それ以上続く場合は服用中止し薬剤を切り替えるか、医師へ相談しましょう。

服用について

不安症状
パキシル10㎎を1錠 1日1回(眠気や吐き気などの副作用もあるため夕食後服用) 少しずつ用量を増やしていき、パニック障害は最大用量30㎎、強迫性障害は最大用量50㎎、社会不安障害やPTSDは最大用量40㎎まで増量。

うつ病・うつ状態
パキシルCR錠12.5㎎を1錠 1日1回(眠気や吐き気などの副作用もあるため夕食後服用) 1~2週間後25mgに増量、様子をみながら最大用量50㎎まで増量。

パキシルの体験談

私は仕事がうまく行かず、上司や同僚との関係が悪くなり、会社に行きたくない日々が続いていました。家庭内でも妻や子供と折り合いが悪くなり、うつ状態になっていったのです。
不眠や食欲不振で悩み、一度、自宅近くの心療内科を受診したところ、うつ病にはなっていないものの、精神安定をさせるためにパキシルという精神安定剤を処方されました。

世界的にも有名なお薬だそうです。
服用するようになってから、憂鬱な気持ちが和らぎましたが、次回もらいにいくのがはばかられました。というのも、近所の方の目があり、心療内科に通っていると噂されるのが、家族にとってもマイナスだなと思ったからです。そこで、インターネットで検索し、パキシル・ジェネリックを海外から通販してみることにしました。

海外から発送されますが、全て日本語のサイトなので、医薬品の説明や副作用なども納得できました。パキシルというのは薬価が非常に高いのですが、ジェネリック医薬品を買えたので、金銭的にも助かります。10日ほどで届き、服用を始めましたが、先発薬と同様、イライラやモヤモヤ気分が軽減され、床に入ると自然と眠れるようになっていきました。
次第に食欲も増して、普通に食べられるようになったのです。

きちんと食事がとれ眠れるようになると、元気も出てきて、会社に行っても多少の上司や同僚の小言は気にならなくなりました。妻や子供のワガママも、ゆとりをもって聞き流せるようになり、家族関係も良好に向かっています。

メリットとデメリット

メリット

デメリット

  • 眠気が起こりやすい
  • 体重が増加しやすい
  • 減薬をする時に離脱症状が出やすい
  • 効果が強く出る(アクチベーションシンドロームのリスクが高い)

※アクチベーションシンドロームが起こる場合、特に2週間以内の投与初期に現れる事が多い。

パキシルもパキシルCRも副作用自体は起こるようですが、パキシルCRの方が緩やかに吸収されるため副作用の起こり方も少ない傾向にあります。しかし、緩やかに吸収される事から効果があるのか、効いている感覚がないためよく分からないといった事も服用者には起こっているようです。服用者にとっては効果がはっきり出ている方が良いという意見もあれば、医師側からは離脱症状があまりない方が結果的にはいいという意見もあります。医師との疎通が上手くいっている関係性であれば、処方してもらう薬は話し合っておいた方がいいでしょう。

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